愛しすぎて。


話したい事を頭の中に並べていたのに


尚輝を前にすると言葉が出てこない。




えっと…






「昨日の話なんだけど…どうして怒ったの」


言えた。



「あぁ…――。

てかさ、逆に聞くけど何でいきなりあんな事言ったの」



「あ、昨日ねプラン立てて欲しいなって言ってたでしょそれでアドバイス聞こうと思って晃佑に聞いたら、男は誰だって一番は彼女と…って言ってたから……。」



「………。」




あれっ反応なし



「尚輝」






「何それ。」



「何が」



「余計にムカついた。」



「何で」





「お前ほんと…わけわかんない。」



「えっ何でごめん……。」



「てかまず晃佑って誰だよ。俺そんな奴知らないし。」



「あ、そっか。私の友達なんだ。」



「言われなくてもわかるよ!」




また……怒らせちゃった。




< 49 / 87 >

この作品をシェア

pagetop