Memorial School
「よろしくお願いします!!」



そうか……私も、この選ばれた人達の一員になったんだ。なんだか実感が沸かないな。



「取り敢えず自己紹介しようか。……といってもここじゃなんだから、会議室にでも行く?」

「えー?なんか味気ないですよ!!ガーデンに………」

「シイ、あんたは黙ってなさい。」

「酷っ!!折角の新メンバーなんだからさあ……」


………なんか、イメージと違うな。

全校集会で生徒の前に立つ彼らは、堂々としていて凛々しくて、まさに全校生(と言っても63人しかいないが)の憧れの対象だった。


別に憧れが消えたわけじゃないけど、なんだろう。想像以上に親しみやすい。



戦闘科が誇る近接アタッカーのシイさんと、学校で1,2を争う情報処理能力の持ち主ユウさん。2人の喧嘩を見兼ねたのか、ケイさんが溜息を吐きながらそれを制した。



「ごめんね新入りさん。取り敢えず会議室に案内するから、着いてきて。」

「あ……はい!」



私は、この人達と肩を並べられるのだろうか。

いや、ダメだ弱気になっちゃ。



ようやくNo.7になれたんだから。
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