龍神×紅蓮
「決まりだな」
そう言ってニヤリと笑う蓮華。
「言っとくけど、あたしもうすぐ学校辞めるけど、それでも姫にするわけ?」
元々、任務のために入ったわけだし、それが終わったら辞める。
わざわざマンションも借りて、1人暮らしして。
家に帰りたいし。
1人で部屋に居ると…思い出すから嫌なんだ……
「辞めるってどういう意味だ」
「いじめが、原因?」
別に、いじめなんてどうとも思ってない。
「ただ、この学校に居る意味がない、それだけの事」
任務が終われば、これは本当の事。
「どういう事だよ」
すごく不機嫌だね、蓮華。
そんなに自分の思い通りに行かないのが気に食わないの?
さっきの余裕はどこに行ったよ。
「そのままだよ、これであたしを姫にしても意味無いって分かったでしょ?じゃ、あたし帰るから」
あたしは屋上を出て、教室に荷物を取りに行って学校を出た。
教室に行くと授業中で、全員があたしを見ていたけど無視。
先生が呼び止めるけどそれも無視。
…さーて、家に帰ったら準備しなきゃ。
どうでるか、楽しみだな。
クスッ