龍神×紅蓮
翌日
あの後そのまま銀と黒と別れて家に帰った。
あ、ちなみに、銀が清羅で黒が悠司。
そしてあたしは退学届を持って学校に来ていた。
任務も終わったしね。
ガラガラッ
ムギュッ
!?
教室のドアを開けたらいきなり誰かに抱きつかれた。
薄い茶髪、あたしより少し低い背丈。
「つ、ばき?」
いつもより早く学校に着いたから、まだ誰もいないと思ってたのに。
まさか、よりにもよって椿が居たなんて。
「希ちゃん、学校辞めちゃうの?」
顔だけ上に向けて、うるうるした瞳で見つめてくる。
うぅ…
その顔は反則、可愛すぎ…
でも、あたしは惑わされないぞ!