龍神×紅蓮


約10分くらい走った所に紅蓮の倉庫はあった。


「あ!希ちゃーん!」


倉庫の前には、椿が待っていた。


椿の前にあたしを下ろした洋介は、あたしの被っていたヘルメットを取ると奥の方へ行ってしまった。


「希ちゃん、行こ!」


「あ、うん」


あたしが返事をする前に手を引っ張って倉庫の中に入る椿。


中には…ざっと50人くらいの下っ端達。


一気に視線があたしに集まる。


「椿さん、誰ですかその人!」


誰かがそう叫んだけど、


「後でのお楽しみー!」


って言って2階へ走る椿。


手を引っ張られてるあたしも走らないと行けない。


危ない…


てか、この倉庫でかすぎ。


龍神の倉庫の倍はある広さ。


あ、でも紅蓮は下が200人くらいいるんだっけ。


ならこの広さも頷ける。

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