どこか遠い所で
始まりの終わり
「どう?地球は」



「うん。正常だよ。」






僕らはどこか遠いところで生まれた。



今は地球の監視をしている。



理由はまだ不明。





いつから自我なんて生まれたんだろう。



昔はもっと機械的にこなしていたはず。



もしかしたら、魔法のおかげかな。





そう、僕らは魔法が使える。



でも、器用じゃないし、「マジュツ」とか「マリョク」とかわからない。





本当に子供だましみたいなもの。



今出来ることといえば、



星を流したり、



地球を守ったりするくらい。





だから、僕らは全力でやれることをやる。



宇宙は地球中心で廻ってる。




その事実に抗っても無駄。



なら、素直に守ったほうがいい。





「今日は、地球の雲少ないね。」



「だね。じゃあ、流星群でもやるか」



「おっけー。」





たった2人で、ずっと前から守ってきた。



この先もずっと変わらないんだろうな。



明日も、今日も明後日も



僕らは地球を守っている。
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