ある日、パパになりました。
日がちょうど正午の位置に昇った頃、原稿を進めないといけないとは思いつつ、やはり空腹には勝てず、俺は昼食を何にしようかと悩んでいた。
「咲、お昼何食べたい?俺が作れるやつだから限界はあるけど・・・・・・」
と、ずっと壁に背中を預けて読書をしていた咲に聞いてみることにした。隣には読み上げたと思われる十数冊の本が積まれている。
「お昼ご飯・・・・・・うーん」
と、呟きながら悩んでいる。それを見て、少し可愛いなと思ってしまう俺がいる。少しだけだからな!!
「パパ、カルボナーラがいいです・・・・・・昨日食べたのが美味しかったから・・・・・・」
おぉ、カルボナーラときたか、しかし、大丈夫!!好きな食べ物は自分で作れるものさ。
「いいよ、じゃあ、今から作るから待っててね」
「はい」
そして、俺は調理を始める。材料を出して、マニュアル通りに作っていく。週1ぐらいのペースで自分で作って食べているので、作る手際は迷いなく素早い。途中途中自分なりのアレンジを加えて作っていく。そして、盛り付けて、俺の方には粉チーズをたっぷりとふりかける。やはり、カルボナーラはこうでないとな。ん、太るよって?わかってるけど、やめれないんだよ!!美味しすぎて。俺は両手に皿を載せて咲に戸を開けるように言う。
「はい、咲。お店のには劣っちゃうかもだけど(笑)」
と、冗談を言いつつ、咲の前に皿を置く。
「パパ、ありがとうございます」
「うん、それでは、」
そう言って2人は手を合わせて、
「「いただきます」」
そして、食べ始める。
「パパ、とっても美味しいです。お店のよりもとっても」
「ほんと?嬉しいなー」
たわいのない会話をしながら食べていく。二人とも食べあげて、食器を片付けて、部屋に戻ってきた俺はチラリと時計を見ると針は1時を指そうとしていた。
「今から1.2時間昼寝するけど、咲はどうする?」
俺は昼寝を1.2時間とることを習慣としている。まぁ、午後からスッキリした状態で原稿が書けるからだけど。
「あ、じゃあ、私も一緒に寝ます」
俺は押し入れから枕と毛布を2組出して、片方を咲に渡す。
時計が1時を指した頃。俺と咲はゆっくりと眠りの世界へと旅立とうとした時、
ドンドンドン!
「おい!居るのはわかってんだ!早くここ開けやがれ!」
なんだなんだ!!!??俺何かしたか??
部屋の真ん中でパニック中の俺と怯える咲。そんな2人に構わずにまだ扉を叩く音と声は止まない。
「早く開けろって言ってる・・・・・・でしょ・・・・・・」
・・・・・・ん?でしょ、だと・・・・・・?あれ?それに静かになった・・・・・・?不思議に思った俺は恐る恐る玄関の方に歩いて行く。そして、近づくにつれて、声が聞こえてきた。
「優羽ちゃん〜開けて〜お願〜い」
ん、優羽ちゃん?まさか、アリスか!?
俺は恐る恐るドアノブを回して、少し覗いてみると、ドアの前に立っていたのは・・・・・・俺の高校の同級生でしかも、編集担当の柊アリス(ひいらぎアリス)だった。
「ア、アリス!?えっ、じゃあ、さっきのは、まさか・・・・・・お前がしたのか?」
「い、いや〜ま、まさか〜アハハ、ハハ」
と、誤魔化しながら目を逸らすアリス。
「まぁ、そんなことより入れよ」
そう言って俺はアリスを中に入れる。
「こんな時間にどうしたんだ?メールにはいつも通りの時間に来るって書いてあったぞ?何かあったのか?」
そう、いつも通りの時間とは大体俺の昼寝から起きる時間の1時間後つまり、4時以降に来るはずなのだが、今日はまだ昼寝すらしていない時間に来るなんて珍しい。
「えっとね、今日はその、メール送った後に気づいたんだけど、実は今月ピンチなの!!だから、お昼ごちそうして、お願い!!」
なるほど、そういうことか。ということはさっきのはお腹が減っていてイライラしてて、最近見た漫画か小説に影響されたんだろう。よかった、この時間帯にアパートの住人がいなくて。あんなの聞かれたら警察に通報されていたかもしれない。しかし、どうしたものか。
「咲、お昼何食べたい?俺が作れるやつだから限界はあるけど・・・・・・」
と、ずっと壁に背中を預けて読書をしていた咲に聞いてみることにした。隣には読み上げたと思われる十数冊の本が積まれている。
「お昼ご飯・・・・・・うーん」
と、呟きながら悩んでいる。それを見て、少し可愛いなと思ってしまう俺がいる。少しだけだからな!!
「パパ、カルボナーラがいいです・・・・・・昨日食べたのが美味しかったから・・・・・・」
おぉ、カルボナーラときたか、しかし、大丈夫!!好きな食べ物は自分で作れるものさ。
「いいよ、じゃあ、今から作るから待っててね」
「はい」
そして、俺は調理を始める。材料を出して、マニュアル通りに作っていく。週1ぐらいのペースで自分で作って食べているので、作る手際は迷いなく素早い。途中途中自分なりのアレンジを加えて作っていく。そして、盛り付けて、俺の方には粉チーズをたっぷりとふりかける。やはり、カルボナーラはこうでないとな。ん、太るよって?わかってるけど、やめれないんだよ!!美味しすぎて。俺は両手に皿を載せて咲に戸を開けるように言う。
「はい、咲。お店のには劣っちゃうかもだけど(笑)」
と、冗談を言いつつ、咲の前に皿を置く。
「パパ、ありがとうございます」
「うん、それでは、」
そう言って2人は手を合わせて、
「「いただきます」」
そして、食べ始める。
「パパ、とっても美味しいです。お店のよりもとっても」
「ほんと?嬉しいなー」
たわいのない会話をしながら食べていく。二人とも食べあげて、食器を片付けて、部屋に戻ってきた俺はチラリと時計を見ると針は1時を指そうとしていた。
「今から1.2時間昼寝するけど、咲はどうする?」
俺は昼寝を1.2時間とることを習慣としている。まぁ、午後からスッキリした状態で原稿が書けるからだけど。
「あ、じゃあ、私も一緒に寝ます」
俺は押し入れから枕と毛布を2組出して、片方を咲に渡す。
時計が1時を指した頃。俺と咲はゆっくりと眠りの世界へと旅立とうとした時、
ドンドンドン!
「おい!居るのはわかってんだ!早くここ開けやがれ!」
なんだなんだ!!!??俺何かしたか??
部屋の真ん中でパニック中の俺と怯える咲。そんな2人に構わずにまだ扉を叩く音と声は止まない。
「早く開けろって言ってる・・・・・・でしょ・・・・・・」
・・・・・・ん?でしょ、だと・・・・・・?あれ?それに静かになった・・・・・・?不思議に思った俺は恐る恐る玄関の方に歩いて行く。そして、近づくにつれて、声が聞こえてきた。
「優羽ちゃん〜開けて〜お願〜い」
ん、優羽ちゃん?まさか、アリスか!?
俺は恐る恐るドアノブを回して、少し覗いてみると、ドアの前に立っていたのは・・・・・・俺の高校の同級生でしかも、編集担当の柊アリス(ひいらぎアリス)だった。
「ア、アリス!?えっ、じゃあ、さっきのは、まさか・・・・・・お前がしたのか?」
「い、いや〜ま、まさか〜アハハ、ハハ」
と、誤魔化しながら目を逸らすアリス。
「まぁ、そんなことより入れよ」
そう言って俺はアリスを中に入れる。
「こんな時間にどうしたんだ?メールにはいつも通りの時間に来るって書いてあったぞ?何かあったのか?」
そう、いつも通りの時間とは大体俺の昼寝から起きる時間の1時間後つまり、4時以降に来るはずなのだが、今日はまだ昼寝すらしていない時間に来るなんて珍しい。
「えっとね、今日はその、メール送った後に気づいたんだけど、実は今月ピンチなの!!だから、お昼ごちそうして、お願い!!」
なるほど、そういうことか。ということはさっきのはお腹が減っていてイライラしてて、最近見た漫画か小説に影響されたんだろう。よかった、この時間帯にアパートの住人がいなくて。あんなの聞かれたら警察に通報されていたかもしれない。しかし、どうしたものか。