ある日、パパになりました。
ただ遊びに来ただけ!?
俺が頭をひねって悩んでいるところに、
「パパ〜?どちら様だったのですか?」
なかなか部屋に戻ってこない俺のことを心配して咲が部屋の襖を開けて玄関の方を見る。
「ああ、咲。もう戻るよーー」
あ、やばい。そういえば、アリスって・・・・・・俺はアリスの方を見るとさっきまでいたはずの場所に姿はなく・・・・・・部屋の中で咲をモフっていた。
「パ、パパ。この人誰ですか・・・・・・あっ、そこ、触らないでくすぐったいです」
「可愛い〜この子。優羽ちゃんの親戚の子?」
ああ、忘れてた。アリスのやつ、小さい子に目がないんだった。ロリ、ショタどっちもOKって大人としてどうよ・・・・・・と、また、考えていると、
「パパ、助け・・・て?」
咲の頼みならしかたないな、
「こら、アリス。咲が嫌がってるだろ、とりあえず離れてくれ」
「もっとモフりたかった・・・・・・」といいながら渋々離れるアリス。
「優羽ちゃん、それでさっきも言ったけどこの可愛い子は親戚の子?」
それを聞いて、いや、聞かなくてもするつもりだったが、俺は咲の事をアリスに説明することにした。
「いや、親戚の子とかじゃなくて、咲は俺の娘なんだ」
俺の発言と同時にピキーンと音を立てて部屋の空間が凍りついた。
「優羽ちゃん、今なんて言ったの?」
顔は笑っているが目が笑っていないアリスが俺に向かって感情のこもってない声で聞いてくる。俺はその声に気圧されつつも、
「だ、だから、咲は俺の娘なんだ」
あなたは本当に作家なんですか?もう少し言葉を選ぶか付け足してくださいよ!
「優羽ちゃん、説明いいかな?娘ってどういうこと?相手の人がいるってこと?」
うん、そうだな。ちょっと事情が特殊だし、これからの付き合いもあるし、説明しとくか。
「咲は養子なんだ、簡単に言うと――」
そう言って、俺は説明を始める。説明を聞き終わると、アリスは、
「なぁんだ、そういう事だったんだね。相手がいるわけじゃないんだ・・・・・・よかった、ってことは、まだ私にもチャンスがあるんだ」
「ん、最後のほう何って言ったんだ?」
「ううん、なんでもない。気にしないで」
「そう言われると気になるな。まぁ、いいか。それで、昼飯だが、簡単なものしか作れないぞ?」
俺は冷蔵庫を眺めながら、アリスに聞く。
「いいよ、優羽ちゃんの料理なんでも美味しいから」
そう言われると悪い気はしないな。よし、作るものも決まったし、
「少し待っててくれ」
そう言って、俺は調理にかかる。
優羽が調理を始めた頃、部屋の中に2人きりになったアリスと咲はというと・・・・・・
「ねえねえ、咲ちゃん。またモフらせて〜?」
「イヤです!」
この人本当に大人なのか、子供にしか見えない。しかも、パパと同い年・・・見えない・・・。
「うう〜じゃあ、質問する!」
「質問・・・?それなら別に・・・(何に対してだろう)」
「ではでは、今何歳?どこから来たの?パパの印象は?・・・・・・等々」
あ、質問って自己紹介みたいな感じなんだ。
「えっと、8歳です。高津児童養護施設から来ました。パパの印象・・・・・・優しい人・・・・・・です・・・・・・等々」
アリスの質問攻めに対して、一つ一つの質問に丁寧に?答えていた。アリスの質問が尽きたところにちょうど、優羽が料理を持って、部屋に入ってきた。
「ほら、アリス。有り合わせだから期待はするなよ?」
と言って、テーブルに置く。そして、その前にアリスが座る。
「は〜い。いただきま〜す」
そう言ったと同時に見ていて気持ちがいいくらいのスピードで目の前にある料理がアリスのお腹の中に消えていく。そして、20分も経たないうちに完食してしまった。
「ごちそうさまでした。優羽ちゃん、とっても美味しかった〜ふぅ」
その後、食べ終えた皿をキッチンの流しに置いてきたアリスに、
「で、今日はどうしたんだ?」
いきなりの仕事モードの顔つきに変わったので、咲がビクッと肩をすくめる。その隣でアリスはいつもと変わらない様子で、ニコニコと笑っていた。
「パパ〜?どちら様だったのですか?」
なかなか部屋に戻ってこない俺のことを心配して咲が部屋の襖を開けて玄関の方を見る。
「ああ、咲。もう戻るよーー」
あ、やばい。そういえば、アリスって・・・・・・俺はアリスの方を見るとさっきまでいたはずの場所に姿はなく・・・・・・部屋の中で咲をモフっていた。
「パ、パパ。この人誰ですか・・・・・・あっ、そこ、触らないでくすぐったいです」
「可愛い〜この子。優羽ちゃんの親戚の子?」
ああ、忘れてた。アリスのやつ、小さい子に目がないんだった。ロリ、ショタどっちもOKって大人としてどうよ・・・・・・と、また、考えていると、
「パパ、助け・・・て?」
咲の頼みならしかたないな、
「こら、アリス。咲が嫌がってるだろ、とりあえず離れてくれ」
「もっとモフりたかった・・・・・・」といいながら渋々離れるアリス。
「優羽ちゃん、それでさっきも言ったけどこの可愛い子は親戚の子?」
それを聞いて、いや、聞かなくてもするつもりだったが、俺は咲の事をアリスに説明することにした。
「いや、親戚の子とかじゃなくて、咲は俺の娘なんだ」
俺の発言と同時にピキーンと音を立てて部屋の空間が凍りついた。
「優羽ちゃん、今なんて言ったの?」
顔は笑っているが目が笑っていないアリスが俺に向かって感情のこもってない声で聞いてくる。俺はその声に気圧されつつも、
「だ、だから、咲は俺の娘なんだ」
あなたは本当に作家なんですか?もう少し言葉を選ぶか付け足してくださいよ!
「優羽ちゃん、説明いいかな?娘ってどういうこと?相手の人がいるってこと?」
うん、そうだな。ちょっと事情が特殊だし、これからの付き合いもあるし、説明しとくか。
「咲は養子なんだ、簡単に言うと――」
そう言って、俺は説明を始める。説明を聞き終わると、アリスは、
「なぁんだ、そういう事だったんだね。相手がいるわけじゃないんだ・・・・・・よかった、ってことは、まだ私にもチャンスがあるんだ」
「ん、最後のほう何って言ったんだ?」
「ううん、なんでもない。気にしないで」
「そう言われると気になるな。まぁ、いいか。それで、昼飯だが、簡単なものしか作れないぞ?」
俺は冷蔵庫を眺めながら、アリスに聞く。
「いいよ、優羽ちゃんの料理なんでも美味しいから」
そう言われると悪い気はしないな。よし、作るものも決まったし、
「少し待っててくれ」
そう言って、俺は調理にかかる。
優羽が調理を始めた頃、部屋の中に2人きりになったアリスと咲はというと・・・・・・
「ねえねえ、咲ちゃん。またモフらせて〜?」
「イヤです!」
この人本当に大人なのか、子供にしか見えない。しかも、パパと同い年・・・見えない・・・。
「うう〜じゃあ、質問する!」
「質問・・・?それなら別に・・・(何に対してだろう)」
「ではでは、今何歳?どこから来たの?パパの印象は?・・・・・・等々」
あ、質問って自己紹介みたいな感じなんだ。
「えっと、8歳です。高津児童養護施設から来ました。パパの印象・・・・・・優しい人・・・・・・です・・・・・・等々」
アリスの質問攻めに対して、一つ一つの質問に丁寧に?答えていた。アリスの質問が尽きたところにちょうど、優羽が料理を持って、部屋に入ってきた。
「ほら、アリス。有り合わせだから期待はするなよ?」
と言って、テーブルに置く。そして、その前にアリスが座る。
「は〜い。いただきま〜す」
そう言ったと同時に見ていて気持ちがいいくらいのスピードで目の前にある料理がアリスのお腹の中に消えていく。そして、20分も経たないうちに完食してしまった。
「ごちそうさまでした。優羽ちゃん、とっても美味しかった〜ふぅ」
その後、食べ終えた皿をキッチンの流しに置いてきたアリスに、
「で、今日はどうしたんだ?」
いきなりの仕事モードの顔つきに変わったので、咲がビクッと肩をすくめる。その隣でアリスはいつもと変わらない様子で、ニコニコと笑っていた。