私秘密の恋します。
""キーンコーンカーンコーン""
「よーし!高校初日はこれで終わりだ!また明日全員元気に登校してこいよー!」
『はーい!! 』
「白田ー、号令!」「あ、はい!起立!気をつけ、礼!」
『 ありがとうございました。』
「はーい、気をつけて帰れよー」『はーい 』
「バイバイ!杏!また明日ね!」「うん!バイバイ!颯!」そう挨拶をかわして颯は教室から出ていった。優しくて爽やかだなー、100%モテるわ!そんなことを考えていた時…
「杏ー!!」「うわぁぁぁぁぁ!!!」突然の声に驚いた。「なんだ、悠かー」「そんな驚くなよ!」と言いながら頭をなでる悠。「突然声をかけた悠が悪い!」「悪かったって!(笑)」心臓に悪いな…。まったくもう。「ほら、帰るぞ?」「あ、うん!」私は慌てて悠の後をついっていった。
「亮ちゃん面白いよなー!」帰ってる途中急に悠が言った。「確かにね!あんな先生初めてだよね!」「そーだよなー!小学生んときも中学ん時も、あんな先生いなかったよな!」「歳も近くて話が合うもんね!」「20代だよなー?」「うん!20代のスポーツマン!」「そーだった!バスケ部の顧問やしな!」「そうだよ!お兄ちゃんがよく話してくれる!」「亮ちゃんのことを?」「そう!いい先生なんだよー!って!」「へぇー(笑)」「すごく生徒思いなんだってさ!」「なんとなく見ててわかるよな!」「うん!!あとね…」「うん?」「もう1人男子バスケ部の顧問がいるらしいよ!」「そーなの!?」「うん!お兄ちゃんがいつも亮ちゃんともう1人の先生のこと話してくれるの!」「そーなんや!なんか楽しみやわ(笑)」「うん !20代でちょっとクールで生徒思いな先生らしいよ!!」「めっちゃいいやん!まじ部活楽しみ!!」「よかったね!(笑)」「おう!てかその人何の教科なの?」「えーと、確か英語だったような…」「ふーん、俺らの担当だといいな!」「そ〜だね!」
そんな話をしながら私たちは帰った。
「じゃーな!杏!また明日!」「うん!また明日ね!」私たちは同じタイミングで玄関のドアを開けて家に入った。