ヲタカレ。〜デキる先輩の秘密〜
どのくらい経ったのだろう。
どのくらい眠ったのだろう。
まだ身体はだるいが、寒気は引き、頭もはっきりしてきた。
インフルエンザも峠を越えたらしい。
それにしても、久々に罹ったインフルエンザ。
大人の高熱は、こんなにしんどいのか。
あたしはベッドから抜け出し、まだまだふらつく足で立ち上がる。
そして、冷蔵庫からお茶を出してコップに注ぐ。
喉を流れる冷たいお茶は、あたしの熱を少しだけ下げてくれるようで。
熱い身体がクールダウンされる。
そのまま何気なく携帯を見たあたしは、思わず息を呑んだ。