よく分かる桃太郎の攻略法
「あんまり派手な格好はしないで欲しい」
「…どうしてですか?」
「鬼退治に行くのに目立ってどうするの。
先に見つかってやられちゃうでしょ」
「…なるほど」
分かってもらえて何よりです。
本当に思い付かなかったのか、目から鱗なフォード。
異質の存在としては、あんまり目立ちたくないんだよね。
髪だって初めて会った時のような、クジャクっぽいのはいらないし。
「あ、それからもう一つ」
皆で仲良くやっていくために大事なことがあった。
「…暴走しないでね」
「暴走?ふふ、面白い事を言いますね。私に」
さもご冗談を、みたいな言い方するけどさ。
いや、めちゃくちゃしそうじゃん!
ってかするでしょ、絶対。
「結構…いや、だいぶ…めちゃくちゃ?
個性強い仲間ばっかりだからさ」
「では…
私だけはモモセの言うことに従いましょう」
…え?
「モモセの言葉は絶対です」
言いながら私の両手を握って、至近距離で見つめられる。
だから…慣れてないんだってば…
顔が熱くなっていくのが自分でも分かった。
「…どうしてですか?」
「鬼退治に行くのに目立ってどうするの。
先に見つかってやられちゃうでしょ」
「…なるほど」
分かってもらえて何よりです。
本当に思い付かなかったのか、目から鱗なフォード。
異質の存在としては、あんまり目立ちたくないんだよね。
髪だって初めて会った時のような、クジャクっぽいのはいらないし。
「あ、それからもう一つ」
皆で仲良くやっていくために大事なことがあった。
「…暴走しないでね」
「暴走?ふふ、面白い事を言いますね。私に」
さもご冗談を、みたいな言い方するけどさ。
いや、めちゃくちゃしそうじゃん!
ってかするでしょ、絶対。
「結構…いや、だいぶ…めちゃくちゃ?
個性強い仲間ばっかりだからさ」
「では…
私だけはモモセの言うことに従いましょう」
…え?
「モモセの言葉は絶対です」
言いながら私の両手を握って、至近距離で見つめられる。
だから…慣れてないんだってば…
顔が熱くなっていくのが自分でも分かった。