忘恋
2年生になったばかりのこと。
私は高校に入って初めてできた友だちの[けーさん]に惇希の話をした。

「特別LINEが楽しいわけじゃないんだけど、ただLINEできることが楽しいの。」

私がそう言うとけーさんは

「好きなんだね。」

と私に言った。

「そんなことないよー」

と誤魔化したが恐らく、誤魔化し切れていない。でも、その場で終わっていった。

それからというもの、惇希のことが好きっていうことが頭から離れなくなって、無駄に意識をしてしまう。LINEを返すのもなんだか、長い文な気がする。そんな日々が続いた。

そして、自分が惇希のことが好きなことに気がついた。
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