ダウトー嘘つきには罰をー
放課後。みんなで教室の真ん中で円になって座り、話し合っていた。
今日は、あの変な人からのメールが気になったせいで、授業に全然集中することができなかった。
初めに意見を言ったのは美波だった。
「2-Aに犯人いるって信じてるの!?毒薬持ってる人いんの?怖っ!そんな人いたら私達死んじゃうよ!
美波がもっともっと大声を張り上げて言った。
「絶対2-Aにそんなことする人いない!人が2-A殺人鬼もいない!絶対いないんだから!あの変なストーカーみたいなやつのメールを信じるっていうの?ねえみんな!どうしたの?あんなメール信じちゃ駄目だよ!ね?みんな!」
「み、美波!落ち着いてってば!美波!」
私は、美波の肩に手を置き、座らせた。
でも少しだけ……疑っている人がいるんだよなぁ……。
雄二。あの宮島先生に恋をしている雄二だ。
この事を美波に言おうと思ったものの、納得してくれないと思い、私の隣に座っていた、口の硬い前原さんに言ってみた。
「あのー。前原さん……」
「堅苦しくさん付けしなくて良いって。梨乃で良い」
前原さん……いや、梨乃は真面目そうな雰囲気だから、呼び捨てしにくいのだ。呼び捨てで呼ぶのは、少し気まずい。
「り、梨乃……。実はさ……心当たりのある人がいるんだけど……」
前原さんの右の眉がピクッとつり上がった。
「誰……?理由は……?」
私は他の人に聞こえないような小さく、低い声で言った。
「誰にも言わないで……」
「分かった」
私はもっと小さい声でこう囁いた。
「雄二。凪谷 雄二。あいつ女子に人気だから、この事ほかの女子に聞かれたら殺される……私にはあいつの何処が良いのか、よく分からないけど」
「実は私も…そう思ってた」
前原さんの顔がますます硬くなっていった。
今日は、あの変な人からのメールが気になったせいで、授業に全然集中することができなかった。
初めに意見を言ったのは美波だった。
「2-Aに犯人いるって信じてるの!?毒薬持ってる人いんの?怖っ!そんな人いたら私達死んじゃうよ!
美波がもっともっと大声を張り上げて言った。
「絶対2-Aにそんなことする人いない!人が2-A殺人鬼もいない!絶対いないんだから!あの変なストーカーみたいなやつのメールを信じるっていうの?ねえみんな!どうしたの?あんなメール信じちゃ駄目だよ!ね?みんな!」
「み、美波!落ち着いてってば!美波!」
私は、美波の肩に手を置き、座らせた。
でも少しだけ……疑っている人がいるんだよなぁ……。
雄二。あの宮島先生に恋をしている雄二だ。
この事を美波に言おうと思ったものの、納得してくれないと思い、私の隣に座っていた、口の硬い前原さんに言ってみた。
「あのー。前原さん……」
「堅苦しくさん付けしなくて良いって。梨乃で良い」
前原さん……いや、梨乃は真面目そうな雰囲気だから、呼び捨てしにくいのだ。呼び捨てで呼ぶのは、少し気まずい。
「り、梨乃……。実はさ……心当たりのある人がいるんだけど……」
前原さんの右の眉がピクッとつり上がった。
「誰……?理由は……?」
私は他の人に聞こえないような小さく、低い声で言った。
「誰にも言わないで……」
「分かった」
私はもっと小さい声でこう囁いた。
「雄二。凪谷 雄二。あいつ女子に人気だから、この事ほかの女子に聞かれたら殺される……私にはあいつの何処が良いのか、よく分からないけど」
「実は私も…そう思ってた」
前原さんの顔がますます硬くなっていった。