ダウトー嘘つきには罰をー
放課後の話し合いが終わったので、前原さんと二人で帰る事にした。

「前原さん……前原さんはどうして雄二が犯人だと思ったの?」
私は一応、雄二が犯人っぽい理由を聞いてみる事にした。
「前原さんじゃなくて梨乃で読んでって!」
「あ……ゴメン。まえは……梨乃!」
「理由って言うのはねぇ……。まず、東郷雄二君って、宮島先生が大好きだった事って、知ってるわよね?」
「うん。知ってる……。宮島先生が苦しそうにベッドで寝ていた時、雄二が宮島先生って、大声で連発していたんだよね。なんかヤンデレっぽかったなぁ」
あの時の雄二ちょっと怖かったな……。何時もと雰囲気が全然違ったし……。
「私が言いたいのはそれ!ヤンデレ……って事は、好きな相手を自分のモノにしたいっていう気持ちが強く表れ、サイコパスっぽくなる事でしょ?自分のモノにしたいって思って、毒薬を飲ませたんじゃない?」
前原さんが手をポンと叩きそう言った。
「でも……雄二って証拠あるかな?雄二はそんな事しない気がするの……まえ……梨乃。雄二は優しくて、良い子じゃん」
「証拠がないから探してるの!探偵モノのミステリー小説だって、犯人だと思う人を調べていって、それで事件が解決しているんだから!」
「でもさ……梨乃……違うって!雄二は絶対!」
二人で色々言い合っている時、メールが来た。
「もしかしてさ……」
「うん……」

私は急いでスマホの迷惑メールを調べた。

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name:宇宙全てを支配する王様☆
内容:二人は相談しちゃったから、ペナルティもご褒美も二人平等に配られる?よ☆頑張ってね☆
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