ストレートな君
「まぁでも結果良ければ全て良し‼︎」
「......うん」
ガッツポーズして笑顔でねっ?って言われると何も言い返せない。
「そいえば美乃梨さん、今日帰り一緒に帰りませんか?」
ふと、思い出したようにそう言った智哉に頷く。
「いいよ」
特に何もないし。
あ、でも...
「智哉、部活ないの?」
確か、書道部だったっけ?
「ありませんよ〜。とゆーか、自由参加なんですよね」
「え、そうなの?」
書道部って文字書くから毎日行かないといけないって思ってたんだけど。
案外違うんだ。
「僕が入ってる書道部、ほんとゆるいんですよ」
そう言って私を見ると、にへらと笑った智哉。
......ん?
そんなにゆるいことが嬉しいのかな。