With you.
音楽は出来心とちょっとの憧れから始めた趣味。
なのに何でだろう。
ずっと続けているのは。
もう5年近く音楽をやって飽きたことはない。

でも、、、。

「私はこういう者です。」
そういって男の人が差し出してきた物は名刺だった。


「Di事務所、、、?」

「そう、知ってる?」

知ってるも何も、音楽で有名な芸能事務所だ。

「名前位は。」

そう答えると、男の人は笑顔になった。

「僕、この事務所の社長なんだけど、、、」

いきなりそんな事いわれてもどう考えたって不審者か詐欺にしか思えないのだが。
そんなことは彼には言えない訳で。

男の人は淡々と語っている。
< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop