あなたの事が好きなんです。
「はぁ…」
家に帰り、電気もつけずにベッドへ飛び込み深いため息をつく。
あの後すぐ、美和とハルが戻ってきて遊園地を出た。
美和はまだ言えてない私に少しガッカリしてたけど、落ち込む私を見て慰めてくれた。
結局ずっと言えないままなのかな…
でも伝えたらどうなるんだろう。
蓮くんとハルの仲は…?
蓮くんはどう思うんだろう…
やっと仲良くなれたのに、気まずくなったりしちゃうのかな…
「もうヤダ…」
私が最初にハッキリ言わないからこうなるんだ。
ーピロン♪
美和からのLINEが届いた。
"あんまり落ち込まないでね!チャンスはまだまだあるんだから!!"
美和の優しさに涙が溢れる。
何も言わなくてもこうやって分かってくれて
私の為に色々と頑張ってくれる。
美和の為にも頑張らなきゃ!