あなたの事が好きなんです。




「はぁ…」




家に帰り、電気もつけずにベッドへ飛び込み深いため息をつく。



あの後すぐ、美和とハルが戻ってきて遊園地を出た。



美和はまだ言えてない私に少しガッカリしてたけど、落ち込む私を見て慰めてくれた。




結局ずっと言えないままなのかな…



でも伝えたらどうなるんだろう。



蓮くんとハルの仲は…?




蓮くんはどう思うんだろう…





やっと仲良くなれたのに、気まずくなったりしちゃうのかな…




「もうヤダ…」

私が最初にハッキリ言わないからこうなるんだ。






ーピロン♪


美和からのLINEが届いた。





"あんまり落ち込まないでね!チャンスはまだまだあるんだから!!"





美和の優しさに涙が溢れる。




何も言わなくてもこうやって分かってくれて
私の為に色々と頑張ってくれる。



美和の為にも頑張らなきゃ!






< 26 / 39 >

この作品をシェア

pagetop