あなたの事が好きなんです。





「蓮くん…!」


ハルがトイレに行った瞬間がチャンスだと思い、慌てて蓮くんを呼び出す。




「ん?どうかした?」


「ちょっと、話が…」


「あ、もしかしてハルのこと?」


「………」


相変わらず、私はハルが好きだと思っている蓮くん。


その一言で、私はいつも折れてしまう。








でも、今日は違う。







「蓮くん、ちょっと来て」



そして、いつの日か

始めて彼と2人で話した場所へ向かった。





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