あなたの事が好きなんです。
寝る準備を済ませ、ベッドに入る。
…ふと、蓮くんの顔が浮かぶ。
諦めなきゃ…。
これからも4人で仲良くしていきたいし
私が引きずってたら蓮くんも気まずいよね。
でも、1年半想い続けた気持ちは簡単には消えなさそうで…
ふと、ケータイの画面の通知が目に入る。
「美和からLINEだ…」
"麗華、大丈夫?"
"大丈夫だよ、ありがとね"
"もう泣いてない?"
"うん、泣いてない"
…泣かなくて済んだのは、ハルのおかげだな。
連れ出してくれなかったら、今頃ひとりで泣いてたかも。
疲れもあったせいか、いつの間にか眠りについた。