あなたの事が好きなんです。


「蓮!!麗華がね、蓮に話があるんだって!」

「ちょっと!美和!!やめ…」

やめてと言いかけたが、高橋くんの隣にいる長谷川くんと目が合ってつい下を向いてしまう。

いつもより凄い形相で睨まれてる気が…




「じゃああっちで話そうか!」

「え?!」

しまった。あっという間に美和と高橋くんで話が進んでしまってる。

「じゃ、麗華をよろしくね!蓮!」

「ちょっと、美和…!」

「朝比奈さん、行こっか!」

高橋くんに言われると断れず…私と高橋くんは人がいない校舎裏の方へ向かった。


振り返って美和を見ると、笑顔で手を振っている。

そしてその横で相変わらず私を睨む長谷川くん。
いったい私は彼に何をしたのでしょうか…




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