あなたの事が好きなんです。
「あのっ「ハハッ!美和が言ってた通り本当に人見知りなんだね!」
「え…?」
覚悟を決めて喋り出そうとした瞬間、高橋くんが痺れを切らして笑い出した。
「朝比奈さんだよね?
美和が前に言ってたんだ。
人見知りで初対面の人の前だと全然喋れなくなっちゃうのがかわいいんだ〜って!」
「美和…そんなことまで…」
顔を赤くして俯く私。
高橋くんは私の顔を下から覗き込む。
1年半片想いしてた憧れの顔を目の前にして、フリーズする私。
「俺さ…朝比奈さんの言いたいこと、当てていい?」
「え…?」
「好きなんでしょ?」
「…………」
顔を今まで以上に真っ赤にして更に俯く私。
この行動が はい と言っているようなものだとバカな私でもわかる。
しかし…彼から次に発せられた言葉で真っ赤な顔が一気に青ざめる。