噂の年下男
そんな優弥に、
「俺たち三人が、コーディネートしてあげれば?」
超上から目線の慎吾。
いつもなら、ブチ切れている優弥。
だけど、やっぱりぐっと怒りを飲み込んだ。
「そうだよな。
俺たち、優弥よりはセンスがいい、百倍くらい」
賢一は最後のひとことがキツイ。
そして、
「けって~い!街に繰り出すよぉ?」
俺は飛び上がっていた。
こんな俺たちを、睨む優弥。
だけど、やっぱり黙っている。
その口が開かれた時、どんな暴言が飛び出すかと思った。