噂の年下男
あたし、何してるんだろう。
頭の片隅の正気が警告を発している。
優弥だよ?
あたし、優弥なんて好きでもないのに。
……いや、好きなの?
好きなのかもしれない。
変な服を着ているのに。
下品な金髪なのに。
視線が合うたび、手が触れ合うたび、身体が熱を持つ。
胸が甘い悲鳴を上げる。
あたし……いつの間に、こんなに優弥に惹かれていたのだろう。
……いや、惹かれていない!
今のあたし、酔っ払いだから!!