君がいたから

二人の前に浮かぶ巨大な水槽のイルミネーション。
「綺麗だね～。本当に海にいるみたい。」
「そうだな！なんか癒されるな。」
二人は目の前に繰り広げられる光景に感動を覚えていた。
「あっち行ってみようよ～。」
美香につれられ祐希は向こうの水槽に行った。そこには大きなシロナガスクジラがいた。
「うわ～すげぇでけぇ!!」
祐希は驚きの表情をして言った。
「本当に大きい！こんな風に海泳いだら気持ち良さそうだね！」
美香は水槽に目が釘付けだ。
「本当に来て良かったね。」
「そうだよな～ここにいたら日頃ね嫌なこと忘れられるよ。よし、あっち行こうか！」
そういうとまた他の水槽を見るために移動した。
「あっ!?トイレ行ってくるね。」
美香は急にトイレに行った。水槽の前で一人待っている祐希。そこに、

ドンッ!!

祐希が人にぶつかった。
「あっ!?すいません…」
祐希はとりあえず謝っておいた。しかし、
「あれ?祐希じゃん!!」
祐希はその人をよく見てみた。
「かっ…かおり!!!」
そう、ぶつかった相手は祐希の元カノかおりだったのだ。