君がいたから
しばらく走り落ち着いたとこで祐希は言った。
「俺、情けなくてごめんな。また、美香に助けられたよ。」
すると、美香は
「なんのこと?あの女本当にケバいしウザイから言ってやっただけだよ!」
美香は笑顔を浮かべて祐希に言った。
「ははは…美香らしいや!」
祐希もつられて笑顔になった。その後も水族館を満喫した二人。気がつくと日が沈む頃になっていた。
「もう、こんな時間だな。帰ろうか。」
「そだね~。」
二人は水族館の出口まで歩いて行った。
「じゃ~ここでな。」
「うん!今日は楽しかったよ。」
そして二人は別れようとした。しかし、
「ちょっと待って!」
美香が祐希を呼び止めた。
「もう!分からないかな~。目をつむってよ。」
「えっ!?」
祐希は言われた通り目をつむった。そして、美香は祐希にキスをした。
「これ、今日のお礼ね!じゃ~ね。」
美香は照れ隠しに慌ててその場を後にした。祐希もいきなりのことでビックリしたのかしばらくその場でポカーンとしていた。
そんな祐希を夕日が照らしていた。
祐希と美香の物語はまだまだつづく。しかし、二人は…
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