君がいたから
「いったい、美香はなぜ現れたんだ。俺となぜ付き合ってくれたんだ。」
祐希には分かるはずもなかった。ごはんもろくに食べず何にもやる気が全く出なかった。
そして、昼を過ぎた頃だろうか。家の郵便受けに一通の手紙が届いた。どうせ、またダイレクトメールか何かだろうと思いながらも郵便受けの手紙をとった。そこには宛先に祐希様への文字が。慌てて後ろを見たが名前がない。もしやと思い祐希は慌てて封筒を開いた。
送り主は…美香だったのだ。
「美香の手紙だ!」
疑う気持ちなどもちろんなかった。そして、祐希は手紙を読んでみることにした。
< 30 / 41 >

この作品をシェア

pagetop