桜の葉が散る頃に
ほんとに自己紹介はきらいだ。
名前をいうだけでいいのになぜ
好きなものをいわなければならないのかがわからない。

面倒くさい。


.。₀:*゚✲゚*:₀。


「よし、じゃあ終わりかー?」
先生が元気に話す。

「ねぇねぇ。」

ん?

「高梨那美ちゃん…だよね?」

うわ、きた。
面倒くさいの、

「ねぇねぇ。あたし、富島真綾《としままあや》!!
多分一学期とかはずっとこの席だから、
よろしくね〜??」

この女子高生感嫌いだ。
いや、自分も女子高生だけども…。

「あ、うん、よろしくねー」

適当に話を返す。
ただそれだけでいい、
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