あなた誰ですか…?
□第一章□ありがとう
「ありがとう
私をいつも記憶に残してくれてて」
不意に君は言った
僕は、『当たり前だよ』と言った
「そうだね」
君は目を細めて笑った
それから…
「なんで私が貴方の事を
記憶しているか わかる?
頭で記憶してるんじゃないんだよ
ここ(心)で、記憶してるからなんだ」
人差し指を自分の胸にあててみせた
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