若の瞳が桜に染まる
「まだわかんないだろ!これから何かをきっかけに喋ることがあるかもしれない」

「喋りたい人でもいるんですか?
でもそう言って、結局女性と話せない我久さんを幾度となく見てきましたよ。今回も見届けなきゃいけないんですね」

「あのな…。なんで失敗前提なんだよ…」

「頑張ってください」

「全然心がこもってないけど!」

最後にそう言い残して自室に入った。
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