若の瞳が桜に染まる
「…なんてな!まさか!それっぽい見た目だけど違うだろー!
こういう屋敷って意外と見かけるし。

てか、先輩が暴力団だったらおかしな話だ。なんでうちの会社で働いてんだ、ってなるよ。
そもそもそんなキャラじゃないだろ。日和にいたっては論外だ」

「まぁ、それもそうね。

今は屋敷のことよりも、なんであの二人が同じ場所に住んでるのかってことの方が重要だし」

きらりと目を光らせた香織は、睨み付けるように屋敷を見た。

同居なんて、ましてや同棲なんて絶対にあってはならないというように。

「同棲かな?
それとも、今流行りのシェアハウスとか?」

軽々しく同棲なんて言う楠井に、香織の怒りスイッチが入った。
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