私とあの子


「光ちゃーん!」


いきなりドアが開いたと思えば、あの変わった女の子だった


「やっほー!遊びに来ちゃった」


ワンピースのようなパジャマを身にまとった彼女


相変わらずの明るさで、どのようにして病室が分かったのか私のところへ来る


「美弥妃の病室から遠かったけどさ、特別な病室なんて光っち、もしかして良いとこのお嬢さん〜??」


私が黙っていても、その子は口を閉ざさない


むしろ、もっとしゃべる

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