私とあの子


私の名前は深山光 みやまひかる


喘息がひどいため入院すると聞いたのはついこの前の話だった


いきなり話を切り出され、驚く間も無くここに来させられたのが最初だ



キュッキュキュッ


独特な足音


看護師さんだ。





「初めまして、深山さんの担当になりました、長谷川志帆(はせがわしほ)って言います、よろしくねー!」


そんな明るい声が部屋中に響いた


直感で思った




私、この人と合わないな...と




長谷川「あれ?元気ないなあ、もしかして緊張してる?」


「...」


長谷川「またあとでご飯のあとに来るねー!」


ガラガラガラガラ


部屋は一気に静かになった


私はまたため息をついた



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