私とあの子
「深山さん、どこに行ってたの!」
ちょっとだけ怒ってる、看護師さん
「また来るって言ったでしょう?もう、焦ったよー!」
相変わらず明るい私の担当看護師
私は、そのまめベッドに乗り携帯を開く
「...深山さんさ、なんで私がこんなとこに、なんて思ってる?」
突然、長谷川さんは言った
いつもの明るい声ではなく静かな口調で
私は、動きを止めた
実際、そうだ
なんで、私がこんなところにいるのだろう...と
「やっぱりね、前にもいたの、深山さんみたいな子
深山さん何か心配事とか思ったこととか愚痴とかさ、私に言って?
看護師ってさ、みんなの不安とかも安心させる仕事だから。」
長谷川さんがそう言う
この人...
苦手だ。
そう感じた