クジ引き
☆☆☆
「ねぇねぇ、星高校の事件って知ってる?」
隣町のショッピングモールの中、女子高校生2人が買い物をしている。
「知ってる! 殺人犯の加瀬勇太が逃げ込んできたんでしょ!?」
「それがさぁ、もう1つ噂があるんだ」
「噂?」
「そう! 加瀬勇太に殺された生徒がいるでしょ? 実はあの子も殺人犯で、登校して来ていた生徒と先生はみんな被害者の家族や知人だったって話!!」
「はぁ? なにそれ。さすがにそれはないでしょ」
「だよねぇ。さすがにないか」
「あ、見て見てくじびきやってるよ!」
女子高生たちの興味は大広間で行われているくじ引きへと向かう。
「本当だ。3000円の買い物レシートで一回だって。あたしたち一回ずつできるね!」
「一等はヨーロッパ旅行!? 行こう行こう!」
2人はスキップしそうな勢いでくじ引きへと向かう。
「あ~あ、オヤツの詰め合わせだったよぉ」
1人がくじを引いて残念そうに眉をさげる。
「次、あたしの番ね!」
残る1人がくじの箱に手を入れて、引き抜いた。
「なにこれ? ハテナマークが付いてるよ?」
女子生徒は首を傾げる。
それを見た友人はすかさず言った。
「QRコードがついてるじゃん。帰ってサイトに接続してみようよ!! なにか特別な景品でも受け取れるのかもしれないよ!?」
そして、ニヤリとほほ笑んだのだった……。
END
「ねぇねぇ、星高校の事件って知ってる?」
隣町のショッピングモールの中、女子高校生2人が買い物をしている。
「知ってる! 殺人犯の加瀬勇太が逃げ込んできたんでしょ!?」
「それがさぁ、もう1つ噂があるんだ」
「噂?」
「そう! 加瀬勇太に殺された生徒がいるでしょ? 実はあの子も殺人犯で、登校して来ていた生徒と先生はみんな被害者の家族や知人だったって話!!」
「はぁ? なにそれ。さすがにそれはないでしょ」
「だよねぇ。さすがにないか」
「あ、見て見てくじびきやってるよ!」
女子高生たちの興味は大広間で行われているくじ引きへと向かう。
「本当だ。3000円の買い物レシートで一回だって。あたしたち一回ずつできるね!」
「一等はヨーロッパ旅行!? 行こう行こう!」
2人はスキップしそうな勢いでくじ引きへと向かう。
「あ~あ、オヤツの詰め合わせだったよぉ」
1人がくじを引いて残念そうに眉をさげる。
「次、あたしの番ね!」
残る1人がくじの箱に手を入れて、引き抜いた。
「なにこれ? ハテナマークが付いてるよ?」
女子生徒は首を傾げる。
それを見た友人はすかさず言った。
「QRコードがついてるじゃん。帰ってサイトに接続してみようよ!! なにか特別な景品でも受け取れるのかもしれないよ!?」
そして、ニヤリとほほ笑んだのだった……。
END