クジ引き
☆☆☆
菜々花はあたしと違いボーイッシュな服をよく来ていた。
私服で会う時は必ずと言っていいほどズボンで、黒いトップスを合わせている。
美人だけど少し釣り目でクールな印象のある菜々花には、そういう服がよく似合っていた。
「彩花は可愛い系だよね」
一緒に服屋を巡りながら菜々花がそう言った。
「そうかなぁ?」
「いつもパステルカラーの服着てるじゃん」
「それは、薄い色の方が色々と合わせやすいかと思ってだよ」
自分にファッションセンスがあるとは思っていないから、原色をそのまま取り入れていないだけだ。
「それじゃぁちょっと冒険してみたら?」
菜々花はそう言い、銀色の派手なバッグを手に取った。
今の菜々花の服装には似合うけれど、あたしには絶対に似合わないものだ。
「それはちょっと……。でもこっちならいいかも」
同じ形で白色のバッグを出に取る。
一年前からある商品のようで、夏物バッグなのに金額は500円まで落ちている。
「じゃぁ、これ2人で持つ?」
「いいじゃんそれ、そうしようよ!」
菜々花はあたしと違いボーイッシュな服をよく来ていた。
私服で会う時は必ずと言っていいほどズボンで、黒いトップスを合わせている。
美人だけど少し釣り目でクールな印象のある菜々花には、そういう服がよく似合っていた。
「彩花は可愛い系だよね」
一緒に服屋を巡りながら菜々花がそう言った。
「そうかなぁ?」
「いつもパステルカラーの服着てるじゃん」
「それは、薄い色の方が色々と合わせやすいかと思ってだよ」
自分にファッションセンスがあるとは思っていないから、原色をそのまま取り入れていないだけだ。
「それじゃぁちょっと冒険してみたら?」
菜々花はそう言い、銀色の派手なバッグを手に取った。
今の菜々花の服装には似合うけれど、あたしには絶対に似合わないものだ。
「それはちょっと……。でもこっちならいいかも」
同じ形で白色のバッグを出に取る。
一年前からある商品のようで、夏物バッグなのに金額は500円まで落ちている。
「じゃぁ、これ2人で持つ?」
「いいじゃんそれ、そうしようよ!」