クジ引き
「お、おはよう朝日」


あたしはできるだけ明るい口調でそう言った。


「あぁ……」


朝日はのそのそと起き上がり、タオルケットを綺麗に畳んだ。


「お、お腹減ったよね? 朝ご飯にしようか」


「……うん」


朝日はようやく笑顔を見せてそう言ったのだった。
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