ブルームーン



夏休みに入りペアでの修行が始まった



大勢のペアが参加している



「えー、今日の課題はこのステッカーを探し出し私の所へ持ってくること ペアの数はない
半径5kmの範囲で行い制限時間は日が暮れるまでとする もし持ってこれなかったら罰がある帰れないと思え」



“よーいドン!”




主催者の合図と共に皆いっせいに動き出した




「隆平特訓の間は敵だからね」




「晴香置いてくよ」




「詩歩待って」




勢よく飛びだしていった




あの風実とペアのおっさんがタブレットを使い探している





『おいっタブレットジジー ズリぃぞ』





「私のアイテムです」





サングラス越しからも分かるドヤ顔




「風実さん西へ行きましょう」




「了解望月さん」




そして二人も去っていった




皆がステッカーを探しに行ったのに動こうとしない静紅




『静紅探しに行かないのか?』





「うん、だってこの敷地にあるはずだから」




『え?』





「だからわざわざ取りに行く必要ないよ
もぬけの殻の方が戦わずに済むしね」





『やっぱ静紅頭いいな』





「隆平くんこの敷地一周回ろっ」





『あぁ』




ステッカーを探しに敷地を歩きだした
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