ブルームーン



俺はマシな服に着替え待ち合わせ場所へと向かった



会場近くで野菜を運んでいる安藤に声をかける



『おい、何やってんの?』



安藤が振り返る



「バイトだよ、こういう時に稼がなきゃ
ってか多木が祭りに来るなんて!?
なんか変なものでも食べた?」




『はぁ?至って健康だよ』




「まぁ、楽しんで」




安藤は苦笑いしながら屋台の方へ姿を消した




『それにしても遅ぇな』



時刻は18時を過ぎていた

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