しょうがねーな、まったく。
「あっ、ママ〜!!」
「お待たせ。翼。」
ほら、モタモタしてるから、先に翼に気付かれちゃったじゃん。
声かけにくいとか言ってる場合じゃないって。まずは、とりあえず御礼!!
「は、はじめまして。翼の母です。先生にお聞きしたんですけど、息子が大変お世話になってるそうで、ありがとうございます。」
「あぁ、どうも。希の父です。いつもお仕事忙しそうですね。」
おっと、イイ笑顔。何だ、見るからに優しそうな人じゃん。
これなら何とかなりそう。あぁ、良かった。
「あ、はい。シングルマザーなんで、頑張って働かないと。」
「それはわかるんだけどさ、いつもお迎えも遅いし、土曜もたまに預けてるでしょ。翼くんと、毎日、ちゃんとお話してます?」
「.......は?」
「さっき聞いたら、ママには鉄棒のこと話してないって言うから。」
「それは.....。」
「子供って、普通、何か出来るようになったら、すぐ親に自慢したいんじゃないのかな。それで褒めてもらって、愛されてるって安心する、みたいな?」
「..........。」
「違う?」
「お待たせ。翼。」
ほら、モタモタしてるから、先に翼に気付かれちゃったじゃん。
声かけにくいとか言ってる場合じゃないって。まずは、とりあえず御礼!!
「は、はじめまして。翼の母です。先生にお聞きしたんですけど、息子が大変お世話になってるそうで、ありがとうございます。」
「あぁ、どうも。希の父です。いつもお仕事忙しそうですね。」
おっと、イイ笑顔。何だ、見るからに優しそうな人じゃん。
これなら何とかなりそう。あぁ、良かった。
「あ、はい。シングルマザーなんで、頑張って働かないと。」
「それはわかるんだけどさ、いつもお迎えも遅いし、土曜もたまに預けてるでしょ。翼くんと、毎日、ちゃんとお話してます?」
「.......は?」
「さっき聞いたら、ママには鉄棒のこと話してないって言うから。」
「それは.....。」
「子供って、普通、何か出来るようになったら、すぐ親に自慢したいんじゃないのかな。それで褒めてもらって、愛されてるって安心する、みたいな?」
「..........。」
「違う?」