しょうがねーな、まったく。
「疲れてんの?」
「ううん、大丈夫。なんで?」
「さっきから、ボ~っとしてるから。」
「えっ、あぁ、それは.....。」
「いいんだけどさ。あんまり無理すんなよ。」
「うん。.....ありがとう。」
「もう着くから。」
「あ、はい。」
と思えば、すぐそういう優しいこと言うんだもん。
ずるいよ、もう。
どうせ大した意味もなく言ってるくせに。
だから、期待しない。
いちいちドキドキしない。
でも、不意に心の中でキュンとしちゃうくらいは構わないかな。
ママ友感覚で、楽しく長くつきあって行ければそれでいいんだから。
私のためにも、翼のためにも。
「パパ、早く。みれいちゃん、もうすべり台してる~!!」
「わかった、わかった。」
車を遊具のある広場の近くに停め、シートベルトを外してやると、子供たちは滑り台に向かって一目散に走って行った。
ここまで元気いっぱいの翼を、二人でいる時には見たことがない気がする。
母としては嬉しいけど、その反面、ちょっと申し訳なくもなって来る。
今までも本当はこうして、お休みの日もお友達と遊びたかったんだろうな。
小さな保育所にいた頃は他の親と交流することもそれほどなかったし、誰が近所に住んでいるのかさえ、わからず終いだった。
自分から声をかければ良かったのかもしれないけど、とにかく忙しかったし、そんな勇気を持つことはできなかったから。
「ううん、大丈夫。なんで?」
「さっきから、ボ~っとしてるから。」
「えっ、あぁ、それは.....。」
「いいんだけどさ。あんまり無理すんなよ。」
「うん。.....ありがとう。」
「もう着くから。」
「あ、はい。」
と思えば、すぐそういう優しいこと言うんだもん。
ずるいよ、もう。
どうせ大した意味もなく言ってるくせに。
だから、期待しない。
いちいちドキドキしない。
でも、不意に心の中でキュンとしちゃうくらいは構わないかな。
ママ友感覚で、楽しく長くつきあって行ければそれでいいんだから。
私のためにも、翼のためにも。
「パパ、早く。みれいちゃん、もうすべり台してる~!!」
「わかった、わかった。」
車を遊具のある広場の近くに停め、シートベルトを外してやると、子供たちは滑り台に向かって一目散に走って行った。
ここまで元気いっぱいの翼を、二人でいる時には見たことがない気がする。
母としては嬉しいけど、その反面、ちょっと申し訳なくもなって来る。
今までも本当はこうして、お休みの日もお友達と遊びたかったんだろうな。
小さな保育所にいた頃は他の親と交流することもそれほどなかったし、誰が近所に住んでいるのかさえ、わからず終いだった。
自分から声をかければ良かったのかもしれないけど、とにかく忙しかったし、そんな勇気を持つことはできなかったから。