囚われ姫と金と銀の王子
「いや、違うんだ。そういう事ではなくちゃんと話をつけて解決したならば、少しは私の事を想ってくれるのか、とそう言いたいんだ」
殿下は少し潤んだような金色の瞳で私を見つめる。
その瞳の揺らめきにド、キリと心が鳴った。
「そ、それは状況次第よ!今答えを出す事は出来ないわ。もしかしたら好きになれるかもしれないし、これ以上ないかもしれない。そんなの殿下の頑張り次第よ!!」
ビシッ!と殿下に指差しをしながら、そう高らかに答えた。
・・・って。
なんでそんな偉そうに殿下に宣言しているの、私!!
言い終わってから後悔してしまう。
けれど、目の前の殿下は少し笑っていた。
「そうか、私の頑張り次第。ならば、好かれるために努力というものをしてみよう。私はソフィアを正妃にするなら、その心までも私のものにしたいんだ。どうせなら二人想い合って結婚をしたい」
「二人・・・想い合って?」
「そうだ。私はソフィアに物凄く惹かれている。こんな気持ちになったのは実は初めてなんだ。だから、どうしてもソフィアにも好きになって欲しい。これからの人生を愛し合いながら過ごしていきたいんだ」
殿下は少し潤んだような金色の瞳で私を見つめる。
その瞳の揺らめきにド、キリと心が鳴った。
「そ、それは状況次第よ!今答えを出す事は出来ないわ。もしかしたら好きになれるかもしれないし、これ以上ないかもしれない。そんなの殿下の頑張り次第よ!!」
ビシッ!と殿下に指差しをしながら、そう高らかに答えた。
・・・って。
なんでそんな偉そうに殿下に宣言しているの、私!!
言い終わってから後悔してしまう。
けれど、目の前の殿下は少し笑っていた。
「そうか、私の頑張り次第。ならば、好かれるために努力というものをしてみよう。私はソフィアを正妃にするなら、その心までも私のものにしたいんだ。どうせなら二人想い合って結婚をしたい」
「二人・・・想い合って?」
「そうだ。私はソフィアに物凄く惹かれている。こんな気持ちになったのは実は初めてなんだ。だから、どうしてもソフィアにも好きになって欲しい。これからの人生を愛し合いながら過ごしていきたいんだ」