いつもの日常
非日常
どうしよう……

その5文字がずっと頭の中でぐるぐるまわってる

「由菜、どうした?」

「どうもしない」

「お前は馬鹿か。どうもしないのにそんな顔して俺のこと見てるわけないだろ。“助けて“
って顔に書いてあるぞ?」

「うん」

「俺が何年お前と一緒にいたと思ってんの?いいから話してみ」

いつも鈍感で気づいて欲しいこと、何にも気づいてくれないのに何で今日は気づいたの?

……でも、今は有輝の言葉が泣きたいほど嬉しいよ

なんてこと、言えるわけもなくて

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