明桜歴代番長四代目 悲しき愛の少年
静の回想
電車がくる。
ホームで待つ静。
弟である猛はまだ寝ているだろうか。
生徒会長である静は、朝誰よりも早く登校し、生徒たちの登校指導をする。
一人でしていると、嫌でも考え事をしてしまうもので、まだ電車にすら乗っていない静は今日も考え事をする。
昨日から妹の真子は長崎へ修学旅行へ行っている。そんな訳で家では猛と二人なわけだが、ふと昨日の夜に猛がボソッと空に向かって言っていたことを思い出した。
猛「もうすぐ、もうすぐまた1つ叶う‥」
大方予想はついていた。
猛は今でこそ死の四代目だとか最強男子なんて呼ばれているが、小さい頃は泣き虫で、よく「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と泣きついてきて可愛かったものだ。
猛が漢らしくなったのは私が小学3年くらいの時だったかな、なんて考えてみる。
ホームで待つ静。
弟である猛はまだ寝ているだろうか。
生徒会長である静は、朝誰よりも早く登校し、生徒たちの登校指導をする。
一人でしていると、嫌でも考え事をしてしまうもので、まだ電車にすら乗っていない静は今日も考え事をする。
昨日から妹の真子は長崎へ修学旅行へ行っている。そんな訳で家では猛と二人なわけだが、ふと昨日の夜に猛がボソッと空に向かって言っていたことを思い出した。
猛「もうすぐ、もうすぐまた1つ叶う‥」
大方予想はついていた。
猛は今でこそ死の四代目だとか最強男子なんて呼ばれているが、小さい頃は泣き虫で、よく「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と泣きついてきて可愛かったものだ。
猛が漢らしくなったのは私が小学3年くらいの時だったかな、なんて考えてみる。