a little love.
合図
自室の窓から外を見ると、気持ちいいほどの快晴。
今日から夏休み、というより、キャンプ。
この快晴の日に、海に行ってバーベキューをして。ホテルからはきれいな星たちが見えるのかな、なんて想像していると、階下からママに呼ばれた。
「そろそろ出られるー?」
「今行く!」
少し遠くにある海までは、あたしのパパの大きい車に6人で乗って行く。
庭に出ると、車の荷台のドアが開いていて、荷物を積んでいるようだった。
それを手伝っていると、玲都たち家族が歩いて来た。
おはようという挨拶が行き交う中、玲都があたしの方へ歩み寄ってくる。
「手伝うよ。重いでしょ」
「あ、うんっ。ありがとうっ」
あたしが持っていたバーベキュー用の炭が入っている大きな袋を軽々持ち上げる玲都。
なんか、かっこいい……。
男らしいな、なんて思っていたら、部屋に日焼け止めを忘れたことに気づいた。
危なかった……。あれがなかったらきっと真っ黒になる。
急いで戻って、目的のものを手に庭に出ると、だいたいの荷物が積み終わっていた。
「もう出発?」
あたしが問うと、パパが答えてくれた。
「うん。そろそろだから、皆乗ってー」
少し大きめな声だったから、お話をしていたあたしのママと玲都ママも、荷台のドアを閉めていた玲都も、皆後部座席の方のドア近くに集まった。
少し相談して、パパたちは一番前、二列目にママたち、後ろにあたしと玲都になった。
今日から夏休み、というより、キャンプ。
この快晴の日に、海に行ってバーベキューをして。ホテルからはきれいな星たちが見えるのかな、なんて想像していると、階下からママに呼ばれた。
「そろそろ出られるー?」
「今行く!」
少し遠くにある海までは、あたしのパパの大きい車に6人で乗って行く。
庭に出ると、車の荷台のドアが開いていて、荷物を積んでいるようだった。
それを手伝っていると、玲都たち家族が歩いて来た。
おはようという挨拶が行き交う中、玲都があたしの方へ歩み寄ってくる。
「手伝うよ。重いでしょ」
「あ、うんっ。ありがとうっ」
あたしが持っていたバーベキュー用の炭が入っている大きな袋を軽々持ち上げる玲都。
なんか、かっこいい……。
男らしいな、なんて思っていたら、部屋に日焼け止めを忘れたことに気づいた。
危なかった……。あれがなかったらきっと真っ黒になる。
急いで戻って、目的のものを手に庭に出ると、だいたいの荷物が積み終わっていた。
「もう出発?」
あたしが問うと、パパが答えてくれた。
「うん。そろそろだから、皆乗ってー」
少し大きめな声だったから、お話をしていたあたしのママと玲都ママも、荷台のドアを閉めていた玲都も、皆後部座席の方のドア近くに集まった。
少し相談して、パパたちは一番前、二列目にママたち、後ろにあたしと玲都になった。