a little love.
「ねー、あたし髪伸びたよね」
さっき思ったことを話題にしてみる。
「ん。春よりはだいぶ伸びたな。切るの?」
さすが玲都。言わなくても意図を察してくれる。
「どー思う? あたしのショートヘア」
ショートまでするつもりはないけど、聞いてみた。
4月に肩下10センチくらいまで切って、今は背中が隠れているロングヘア。
さすがに夏だし、切りたい。
「俺はショートより長いほうが似合うと思うよ?」
「本当!? あたし、かわいい?」
あたしは玲都に対しては、思ったことを何でも言ってしまう。
「ん。かわいい。でも暑そうだから縛ったら?」
玲都も玲都で、ちゃんと答えてくれるから好き。
あ、別に恋愛感情とかではなくてね?
幼なじみで、ずっと一緒にいるから。
あたしは背負ったリュックからヘアゴムを一本取りだし、言われた通りに結んだ。
「いい?」
「さっぱりしたかも」
下ろしていた髪がよほど暑そうに見えていたのだろう。
ポニーテールに結ったあたしを、彼は涼しげに見ていた。
さっき思ったことを話題にしてみる。
「ん。春よりはだいぶ伸びたな。切るの?」
さすが玲都。言わなくても意図を察してくれる。
「どー思う? あたしのショートヘア」
ショートまでするつもりはないけど、聞いてみた。
4月に肩下10センチくらいまで切って、今は背中が隠れているロングヘア。
さすがに夏だし、切りたい。
「俺はショートより長いほうが似合うと思うよ?」
「本当!? あたし、かわいい?」
あたしは玲都に対しては、思ったことを何でも言ってしまう。
「ん。かわいい。でも暑そうだから縛ったら?」
玲都も玲都で、ちゃんと答えてくれるから好き。
あ、別に恋愛感情とかではなくてね?
幼なじみで、ずっと一緒にいるから。
あたしは背負ったリュックからヘアゴムを一本取りだし、言われた通りに結んだ。
「いい?」
「さっぱりしたかも」
下ろしていた髪がよほど暑そうに見えていたのだろう。
ポニーテールに結ったあたしを、彼は涼しげに見ていた。