「瞑想の迷走。」
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少し前の話だ。
いい天気なんだが
風の強かったあの日。
たまにメールして来てくれる
ホステスさんから
久し振りにメールが来た。
「猫さん、お元気ですか?
なんか私の事、忘れてない?笑、
あ、営業メールじゃないんで!
(ハート)
今日は風が強いのに
ふわふわスカートなの。
↑
どうでもいい情報ー!!笑」
瞑想タイム。
…迷走では無い。
絵里さん(仮名)は
今日はスカート。
俺の今いる現場の様に
風が強いのだろうか。
絵里さんが昼間の仕事で
外出の為、車に乗ろうと。
書類とかで、手が塞がってて、
出し難そうにバックから
車のkeyを、、、
その時!!
強い風が一瞬吹いて!
絵里さんの顔に髪の毛が掛かる、
片手で髪を直す仕草が 色っぽい。
悪戯な風は書類を飛ばそうと
それを絵里さんが押さえる、
だが!
風はェロかった!!
絵里さんのスカートが、
み、見事に捲れ上がり、
「きゃっ!」
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見たいとかでは無く
目に飛び込んで来た
パンティー情報!!!
未必の故意でも無く
正に偶然の悪戯。
千載一遇のチャンス、
そこに居合わせた奇跡。
幸せなる2秒!
…絵里パンを見れたのは、
電動車椅子の老人と、
ママに手を引かれた小さな
とても小さな小さな少年。
よちよち歩き。
電動車椅子の老人は
顔色一つ変えず、
ムィーーンとモーター音だけ
残して通り過ぎる。
鼻から出たチューブと
点滴の様な器具を
ゆらゆらさせて。
その顔から喜怒哀楽は
読み取れないが、彼は見た。
絵里パンを。
よちよち歩きのチビは
絶好のポジションにいたが
彼はまだその幸せの
意味が解らない。
「わー、なおくん、北風小僧の
かんたろさん、また来たねー?」
「うー、まんまんまんまー!」
「あ、お姉ちゃんいたねー。」
「こにちわ。」
「こにちわー、笑」
…猫に小判、2連チャン。
そんな絵里御嬢様の外出風景。
…瞑想の迷走。
え?
パンティーが何色だったか?
それはあなたの瞑想次第。