イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
「うわ、美味そう!」
私の太ももの上に置いたお弁当を覗き込んで、早乙女くんはキラキラと目を輝かせている。
なんだかヨダレを垂らしそうなワンちゃんみたいに見えて笑っちゃう。
「たいしたものじゃないけどね」
「いやいや、十分でしょ!」
彼がとっても褒めてくれるから、ちょっと恥ずかしくなる。見られたのがいつもの冷食ばっかりのお弁当じゃなくてよかった……。
サンドイッチを取り出す早乙女くんの隣で、私は小さくいただきますをして、お弁当を食べ始めた。
それを微笑ましげに見る彼が、ぽつりとこぼす。
「……部長も同じ弁当を食べてるなんて、なんか不思議だな」
……あ、そういえば。
部長はもう食べてくれたかな。今回もお口に合っていればいいのだけど。
お弁当を返してくる時にどんな反応を見せてくれるか、期待と不安で少しドキドキし始めると、早乙女くんはサンドイッチをかじり、秋晴れの空に目線を上げる。
「びっくりしたよ、まさか結婚したなんて。部長はそんな報告しないし、坂本さんの苗字も変わらないから、全然気付かなかった」
「あっ、そ、そうだよね~」
おぉっと、きたきた!と、内心ドッキリしつつ笑って返した。当然早乙女くんも誤解しているよね、そりゃあ……。
私の太ももの上に置いたお弁当を覗き込んで、早乙女くんはキラキラと目を輝かせている。
なんだかヨダレを垂らしそうなワンちゃんみたいに見えて笑っちゃう。
「たいしたものじゃないけどね」
「いやいや、十分でしょ!」
彼がとっても褒めてくれるから、ちょっと恥ずかしくなる。見られたのがいつもの冷食ばっかりのお弁当じゃなくてよかった……。
サンドイッチを取り出す早乙女くんの隣で、私は小さくいただきますをして、お弁当を食べ始めた。
それを微笑ましげに見る彼が、ぽつりとこぼす。
「……部長も同じ弁当を食べてるなんて、なんか不思議だな」
……あ、そういえば。
部長はもう食べてくれたかな。今回もお口に合っていればいいのだけど。
お弁当を返してくる時にどんな反応を見せてくれるか、期待と不安で少しドキドキし始めると、早乙女くんはサンドイッチをかじり、秋晴れの空に目線を上げる。
「びっくりしたよ、まさか結婚したなんて。部長はそんな報告しないし、坂本さんの苗字も変わらないから、全然気付かなかった」
「あっ、そ、そうだよね~」
おぉっと、きたきた!と、内心ドッキリしつつ笑って返した。当然早乙女くんも誤解しているよね、そりゃあ……。