イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
今度は桐絵(きりえ)さんという名前が出てきた。きっと、彼女が遥一さんの奥さんだ。
いまいち夫婦仲が良くないという話だけど、ご両親の様子を見ているだけでは、そんな片鱗は見えてこない。もっとも、他人の私にそんなことは見せないだろうけど。
でも、ご両親は不仲だと知らないという可能性もあるよね……とお節介なことを思っていると、ラザニアをすくいながらヨシさんが話を続ける。
「零士からもう聞いているかもしれないが、桐絵ちゃんは調理師なんだ。君達の仕事にも通じるところがあるだろうから、一葉ちゃんのビジネスパートナーになってくれるかもしれないよ」
それに頷いた部長が、お茶が入ったグラスを口に運びつつ言う。
「何か聞きたいことがあれば喜んで教えてくれるぞ。俺に言ってくれれば連絡取ってやるから」
「そうなんですね! じゃあ、何かあった時は頼りにさせてもらいます」
頼りになる味方ができたことを心強く思い、笑ってお願いしておいた。部長専属のシェフに、私も会ってみたいし。
なんとなく桐絵さんにカッコいい女性のイメージを抱きながら、暖かいスープを口に運んだ。
いまいち夫婦仲が良くないという話だけど、ご両親の様子を見ているだけでは、そんな片鱗は見えてこない。もっとも、他人の私にそんなことは見せないだろうけど。
でも、ご両親は不仲だと知らないという可能性もあるよね……とお節介なことを思っていると、ラザニアをすくいながらヨシさんが話を続ける。
「零士からもう聞いているかもしれないが、桐絵ちゃんは調理師なんだ。君達の仕事にも通じるところがあるだろうから、一葉ちゃんのビジネスパートナーになってくれるかもしれないよ」
それに頷いた部長が、お茶が入ったグラスを口に運びつつ言う。
「何か聞きたいことがあれば喜んで教えてくれるぞ。俺に言ってくれれば連絡取ってやるから」
「そうなんですね! じゃあ、何かあった時は頼りにさせてもらいます」
頼りになる味方ができたことを心強く思い、笑ってお願いしておいた。部長専属のシェフに、私も会ってみたいし。
なんとなく桐絵さんにカッコいい女性のイメージを抱きながら、暖かいスープを口に運んだ。