イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
それから月日が経ち、ひとりバーで飲んでいると、隣にいた女性がその一葉だと気付いて驚いた。
女の酔っ払いってのは若干見苦しいな……と思いつつ耳を傾けていると、どうやら結婚相手を捕まえられずにヘコんでいるらしい。しかも、婿じゃないといけないのだとか。
そんな事情を抱えていることにも多少驚き、ふたりになってから詳しい話を聞いてみると、一葉は恋愛に対しては不器用なのだとわかった。
そのくせ結婚に夢を見てるなんて……イタいヤツ。そんな甘いもんじゃねーぞ、と兄貴達を思い浮かべていると。
コイツの頭はどういう回転をしたのか。
「部長……私と結婚してください!」
なんと突然、俺に求婚してきた。俺の顔は間違いなくアホづらになっているだろう。
……酔っ払いの思考回路は理解不能すぎる。
たしかに、同じ苗字なら俺が婿になったって誰も気付かないだろう。
だからって、付き合ってもいない上司に求婚するか、普通。大胆というか、無謀というか……。
つーか、俺が婿? 考えたこともなかったし、想像つかねぇ。
呆れながら諭したものの、彼女の奇行はそれに留まらず、俺のウイスキーを奪って呷るという始末。そしてあっという間に潰れた彼女に唖然とする。
女の酔っ払いってのは若干見苦しいな……と思いつつ耳を傾けていると、どうやら結婚相手を捕まえられずにヘコんでいるらしい。しかも、婿じゃないといけないのだとか。
そんな事情を抱えていることにも多少驚き、ふたりになってから詳しい話を聞いてみると、一葉は恋愛に対しては不器用なのだとわかった。
そのくせ結婚に夢を見てるなんて……イタいヤツ。そんな甘いもんじゃねーぞ、と兄貴達を思い浮かべていると。
コイツの頭はどういう回転をしたのか。
「部長……私と結婚してください!」
なんと突然、俺に求婚してきた。俺の顔は間違いなくアホづらになっているだろう。
……酔っ払いの思考回路は理解不能すぎる。
たしかに、同じ苗字なら俺が婿になったって誰も気付かないだろう。
だからって、付き合ってもいない上司に求婚するか、普通。大胆というか、無謀というか……。
つーか、俺が婿? 考えたこともなかったし、想像つかねぇ。
呆れながら諭したものの、彼女の奇行はそれに留まらず、俺のウイスキーを奪って呷るという始末。そしてあっという間に潰れた彼女に唖然とする。