イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
もしそうでなくても、私の理想を叶えてくれた。こんなことをしてくれる人に出逢えるなんて、私はめちゃくちゃ幸せ者だよ。
知らんぷりしている零士さんに笑みをこぼしつつ、小さく首を横に振る。
「いえ、何でも。ただ……大好き、です」
尽きることのない感謝と愛を込めて想いを伝えたものの、言ったそばから恥ずかしくなって、彼の胸に顔を埋めた。
それに応えるように、私を抱きしめる腕の力が強くなる。
あぁ、愛しい気持ちが同じって、こんなに幸せなことなんだ──。
* * *
それから、また彼と手を繋いで園内をゆっくり歩く私は、あやふやな部分を明らかにすべく質問してばかり。
「いつから、その、私のことを……?」
恥ずかしいけどやっぱりこれは気になって、口ごもりながら聞いてみた。対する零士さんは、淡々と答える。
「はっきり自覚したのは最近だけど、たぶんこの関係を始めた時から惹かれてたんだろうな」
「そっ、そんなに前から!?」
それは予想外で、私は目を丸くした。
今思えば、私もよく話すようになった頃から零士さんに惹かれていたのだろうけど、まさか彼も同じらしいとは……。
でもそうなると、新たな疑問がまたひとつ浮かぶ。
知らんぷりしている零士さんに笑みをこぼしつつ、小さく首を横に振る。
「いえ、何でも。ただ……大好き、です」
尽きることのない感謝と愛を込めて想いを伝えたものの、言ったそばから恥ずかしくなって、彼の胸に顔を埋めた。
それに応えるように、私を抱きしめる腕の力が強くなる。
あぁ、愛しい気持ちが同じって、こんなに幸せなことなんだ──。
* * *
それから、また彼と手を繋いで園内をゆっくり歩く私は、あやふやな部分を明らかにすべく質問してばかり。
「いつから、その、私のことを……?」
恥ずかしいけどやっぱりこれは気になって、口ごもりながら聞いてみた。対する零士さんは、淡々と答える。
「はっきり自覚したのは最近だけど、たぶんこの関係を始めた時から惹かれてたんだろうな」
「そっ、そんなに前から!?」
それは予想外で、私は目を丸くした。
今思えば、私もよく話すようになった頃から零士さんに惹かれていたのだろうけど、まさか彼も同じらしいとは……。
でもそうなると、新たな疑問がまたひとつ浮かぶ。